地区計画と計画規制
上ものと街路、上ものと上もの、上ものと空地(敷地内および敷地外)といった、局地環境において本来密接なつながりのある空間要素の平面的・立体的関係。
これが具体的・個別的に規定できるものであれば、空間の機能的な側面、相隣環境の側面、景観などそれら全体の複合作用としての快適さを、社会的要求に応じて技術的に調節することが可能になってきます。
これまでの日本の局地環境の貧困さは、このような手段の欠落も加担しています。
また、そのような低水準のミクロ環境の集積として、市街地の全体的環境が貧しいものになっているのです。
次に、消極的な空間制御から積極的な空間制御への転換が可能となることでしょう。
米スペースコレクションネットワークによると、局地環境領域において土地と上ものが一体的に制御できることは、地区の社会的要求に応じて、さまざまの空間の質の確保に弾力的に対応することができることを意味します。
また、対象空間の即地的・個別的な条件に対して具体的に対応でき、地域制のような一般的・同質的で最低基準に到達するだけの消極的な制御から脱することができます。